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ごあいさつ

【日本ハンドベル連盟会報No.45(2020年5月発行)より抜粋】

日本ハンドベル連盟

理事長 下田 和男

新型コロナウィルスの感染者が世界的な広がりを見せています。多くの人々が困難に直面していますが、今だに収束の見込みが立っていません。このような状況下、先の見えない不安の中で連盟本部は2020年、新年度を迎えました。

昨年度の事業の最後に予定されていましたハンドベル小編成講習会は、感染予防の観点から中止とさせていただきました。また、新年度に向けての予算理事会も異例の書面議決により実施いたしました。今後さらに感染者の増加傾向が続くようであれば、新年度の事業展開は予定通り実施できるか予断を許さない状況です。

連盟会員の皆様も全国的な感染拡大により、日常の演奏活動など支障をきたしているのではと推察いたします。どうぞ健康には十分気をつけて下さい。

願わくは、一日も早くコロナショックから解放され、通常の活動ができるようにと皆様と共に祈りたいと思います。

なお、本来ならば今年度はハンドベル世界大会の開催年でもありましたが、開催国、香港の都合により大会は中止となっています。

 

さて、本年度も引き続きまして昨年度掲げました項目を中心に、必要な改善、改革などを進めてまいります。

 

第一は「財政の再建と健全化」についてです。「入るを図って、出るを制す」との考え方で、健全な連盟の会計を求め、逼迫する財政状況の改善を図ります。「出るを制す」ために、昨年の経験を活かし、さらに節約を図りながら、無駄を無くし資金運用を効率的に行い、常に堅実な運営を心掛けてまいります。

 

第二は「会員数の維持と拡充」です。昨年も指摘いたしましたが、昨今では、少子化の影響や指導者の不在、さらには指導者の世代交代による環境の変化で、学校での部活動が低迷しハンドベルチームが縮小したり休止しているところが見受けられます。また、社会人など新たなチームを作る動きも相変わらず鈍くなっています。このままでは会員数の減少傾向に歯止めがかかりません。対策としては、ハンドベル指導者の養成をさらに強化し、新たなチームの育成に繋げたいと考えます。また、各支部とも連携し、連盟に所属してない潜在的なチームを把握し、連盟加入を積極的に促していくことも必要です。さらには、社会人チームなどのリンガーの皆様に対して、連盟との身近な関係を築き所属意識を高めていただくために個人会員への入会を促し、会員数の増員を図りたいと思います。それらの事が連盟の基盤の強化、しいては財政状況の強化「入るを図って」に繋がると考えます。そのためには、受け入れ体制の強化と会員特典のさらなる充実も同時に図らなければなりません。

 

第三は「事業内容の充実」です。事業内容には、連盟の存在意義と価値、使命などが内在します。講習会や演奏会を主体とする事業内容は、時代や多様化するニーズを受け止め、それに答えられるものでなければなりません。マンネリズムに陥らないためにも、普遍的で変えられない内容や事柄は継承しつつ、変えられるものは変えていく必要がありましょう。その上で質の高い、しかも実効性のある内容を会員の皆様や一般市民の方々に提供しなければなりません。今後、全国フェスティバルや講習会なども、条件が整えば、地方での開催を積極的に進めたいと考えます。事業内容の充実は、連盟の活動に活気をもたらします。結果として収入増「入りを図る」にもなり財政的にも安定が期待できます。 それには講師陣の充実も大切な課題となります。今後、有能な人材を発掘、養成するためには講師認定制度の有効活用が求められます。現行の講師認定制度の見直しも必要かもしれません。

 

第四に「運営組織の強化」です。連盟を維持、発展させるためには、盤石な運営組織の存在が不可欠です。体制の強化を図るために昨年度より理事に準ずる  評議員制度 を新設いたしました。今後も即戦力として広く有能な人材を評議員として登用していきたいと考えます。

「運営組織の強化」や「財政の再建と健全化」を進める過程で現行のNPO法人の下ではその制約により限界を感じる事があります。連盟は全国的な組織であり支部組織も含め決して小規模な組織ではありません。NPO法人は、比較的小規模で地域密着型の組織で、奉仕活動を主体に寄付金を主な資金として活動する団体です。連盟もNPO法人設立より8年の歳月が経過しました。現状を打開するためには法人の見直しも必要と思います。これに変わる有力な選択肢は一般社団法人が考えられます。他の音楽団体も殆どが一般社団法人として事業が展開されています。一般社団法人はNPO法人よりも連盟の現状に即していて事業の展開や改善、改革も取り組みやすいと考えます。また、NPO法人から一般社団法人への移行は比較的簡単な手続きで済みます。充分な議論を経て結論を出し、必要な手順を踏み出来るだけ早い機会に移行ができればと思っています。

「運営組織の強化」には、法人の事務を一手に処理し、会員の皆様との直接の窓口となる事務局の体制強化も重要です。今後も、財政的に可能な限り、規模に見合う体制を構築していかなければなりません。なお、関連して、前任者の谷内邦彦副事務局長の退任に伴う新たな事務局の人事で、理事会承認のもと新副事務局長として武者智子氏を選任いたしました。当面は事務局長を置かず、副事務局長として代理業務を行っていただきます。

 

第五に「キリスト教の基盤の維持」です。昨年度も強調させていただきましたが、会員の皆様には、ハンドベルの起源がキリスト教会であり、そこで用いられ、そこから普及、発展したという歴史的な事実を改めて理解して頂きたいと思います。連盟もキリスト教の精神に基づき企画運営され現在に至っています。連盟の基盤であるキリスト教の愛と奉仕の精神を今後とも維持、継承していくことは大切な使命でもあるのです。

新型コロナウィルスの感染拡大が早く収束することを願いつつ以上の五項目を中心に新年度、2020年も改善、改革の歩みを進め、ハンドベルを愛する会員の皆様の一層のご支援、ご協力を頂きながら組織を挙げてハンドベル音楽のさらなる普及、発展のために努力してまいりたいと存じます。

HANDBELL RINGERS OF JAPAN

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Last Modified: 2019.06.21.