2021.06 連盟会報No.46
MESSEGE
ごあいさつ
【日本ハンドベル連盟会報No.49(2024年6月発行)より抜粋】
日本ハンドベル連盟
理事長 小澤 淳一
日ごろ、日本ハンドベル連盟の活動を覚え、お支えいただいていることに感謝いたします。私は2024年4月より理事長に就任いたしました小澤淳一です。
2022年11月27日に前事務局長申 善珠氏が召天し、昨年8月下旬に下田先生が召天され、連盟は2つの大きな柱を失いました。ハンドベルに関わった誰もがそうだと思いますが、申事務局長の叱咤激励を受けて、演奏活動を続け、それぞれの方向性を見出すことができました。また、下田先生は、NPO法人から一般社団法人への切り替えのために奔走され尽力なさいました。そのお二人の大きな存在亡き後を受け継ぐということは、大きな不安が残ります。しかし、日本ハンドベル連盟のビジョン・ミッションを止めるわけにはいきません。武者智子事務局長共々、日本でのハンドベルの普及と発展のために尽力してまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
さて、2024年は第21回世界大会開催の年です。アメリカと日本のハンドベル関係者によって発案され、ハンドベルの一大交流イベントです。1984年にアメリカで始まり、1986年には日本で開催されました。その後は、国際ハンドベル委員会の加盟国が1年おきに持ち回りで主催するようになりました。現在アメリカ、日本、イギリス、韓国、カナダ、オーストラレーシア、香港、シンガポールの国・地域が加盟しています。2022年にアメリカで開催された第20回世界大会で4周目がスタートしました。日本では1986年第2回大会が御殿場で、1998年第8回大会が幕張で、2010年第14回大会が大阪でと、過去3回主催しています。4回目となる第21回世界大会は、2024年8月12日~17日まで静岡県浜松市のアクトシティ浜松にて開催されます。1984年の第1回大会から数えて、世界大会40周年の節目の大会となります。
「奏でる、MIRAI -Ring the Future 2024-」をテーマに行われる今大会には、世界中から700名のリンガーが集まります。参加申し込みはすでに締め切られましたが、8月16日(金)、17日(土)には大きなコンサートが行われます。もうすぐチケットの発売も開始されます。是非ご来場いただき、世界大会の空気を少しでも感じていただければ幸いです。
この原稿を書いている最中に、敬愛するアーノルド・シャーマン先生が召天されたとの知らせを受けました。2004年第11回世界大会がカナダ・トロントで開催されました。マスリンギングの指揮者を務めました時に、演奏したのがシャーマン作曲のGraziosoでした。シャーマン先生は1996年と2003年に日本の夏期講習会の特別講師として来日されていました。2003年にたくさんのお話を伺いました。Graziosoについても曲の成り立ちからフレーズにどんな意味を持たせているのかなど、細かくご指導いただいたことは私の大きな財産となっています。Graziosoの最後のページに表現されているように、天国でたくさんのベルを奏でていることでしょう。ご遺族の方々の主の慰めをお祈りします。
日本ハンドベル連盟 下田和男 前理事長は、2023年8月28日に天に召されました。心より哀悼の意を表します
2024年4月、小澤淳一理事が新たに日本ハンドベル連盟第5代理事長に就任いたしました。