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ごあいさつ

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【日本ハンドベル連盟会報No.47(2022年6月発行)より抜粋】

日本ハンドベル連盟

理事長 下田 和男

昨年も、一昨年に続き、国内はもとより世界中で「見えない敵」新型コロナウィルスとの闘いの一年となってしまいました。

連盟会員の皆様も、全国的な感染拡大により、今までの経験から想定できる範囲を大きく超えた状況が長く続き、未だ日常生活や演奏活動など支障をきたしているのではと推察いたします。

コロナ禍の連盟の事業は、小編成講習会、指導者講習会、夏期講習会、さらには各支部が主催するハンドベルフェスティバルなど軒並み中止に追い込まれました。ただ全国ハンドベルフェスティバルは、2020年、21年と無観客で小規模ながら中断することなく開催することができました。また、2022年3月には小編成講習会と九州ハンドベルフェスティバル、さらに4月には関東ハンドベルフェスティバルを実施することができました。再開された事業は、コロナのリスクを知り、対策を立てて、参加くださった皆様やチームのご理解、ご協力を得て、滞りなく一定の成果をあげることができました。また、コロナ禍での試みとしてオンライン講習会やフェスティバルのライブでの配信、およびムービ参加など新たに行うことができました。

コロナ禍3年目を迎えた2022年、連盟の事業などに再開の兆しが見えてきた半面、会員団体の演奏活動は、依然として厳しい状態のため、フェスティバルや講習会の参加者減により事業収入の落ち込みが懸念されます。さらにNPO法人から一般社団法人への移行に伴ない寄付金収入も2021年度は大きく減少しています。2020年度には財政状況の改善に力を注ぎ、極力無駄を無くし、資金運用を効率的に行い財政赤字や借入金を持ち越すことなく、一般社団法人へ移行することができました。しかし2021年度は、長びくコロナの影響で50以上の団体や個人から休会、退会の申しでがあり、連盟の会員会費の収入は、前年比で一割強程落ち込む結果となっています。会員数の減員は即財政基盤の弱体に繋がります。2022年度も財政的な困難な状況が続くことも予測され覚悟を決め対応しなければなりません。休会の措置は、やむを得ないと思われる事情や事態が発生した場合の復帰を前提とした一時的な救済策です。会員数の減員傾向に歯止めをかけるには、できるだけ休会、退会を回避し踏み止まっていただき、現在休会中の団体や個人に対しては、コロナショックから立ち直り、早い機会に復帰していただくことです。復帰は、年度変りに限らず、いつでも可能です。さらにまた各支部との連携を強化し、連盟に所属してない潜在的なチームを把握し、連盟加入をより積極的に促していくこと。連盟との身近な関係を築き所属意識を高めていただくためにも個人会員への入会を推し進めることなど、今だからこそこれらの課題を着実に進めていくことの重要性を改めて痛感しています。また、新たなチームの育成を進めるためには、ハンドベルの普及、発展をより強力に推し進めていかなければなりません。

一方で、連盟の存続とその使命を果たすためには、長びくコロナ禍にあって単にコロナの収束を待つだけではなく、今までの経験を活かして合理的に対応し、コロナリスクとの共生策も考える必要があるのではと思います。幸いにもワクチン接種や感染リスク対策も進み、その対処法も徐々に明らかになってきています。

2022年度、連盟本部では、コロナ禍まだまだ予断を許されず解決すべき課題が続く中、逆境をプラスに!一般社団法人のメリットを活かし、未来に向けた連盟の活動の在りようを模索しつつ、積極的にハンドベルの魅力を発信し、希望とハンドベル音楽があふれる年となるように会員の皆様とともに励んでまいりたいと思います。ハンドベルを愛する皆様のより一層のご理解、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。